2022年07月

奥村です。

劇団献身『最悪な大人』
千秋楽前夜。

どうやらこの作品は、無事全日程を終えられそうだ。
ずぅっと綱渡りだった。
公演は難しいかもしれない、と何度も思った。

その度に応援してくれる人がいました。
僕の背中を、押すでも支えるでもなく、そっと手を当て続けてくれる人たちがいました。

あぁもう、自分はこの人たちのためだけにこの公演をやりきろう、と決めたのでした。
考えることが多すぎて、抱えなきゃいけないもので溢れてしまって、けど全部担いで歩くことはもう絶対に不可能で、だから思いきって視野を狭くした。

目の前の人たち、この公演に臨んでくれた人たちのことだけを思って、日々稽古場に向かった。
先のことは何も考えられない。
ただ一日一日、稽古場に体を持っていくことだけを考えた。
稽古の進捗が早いのか、遅いのか、どこのシーンをもっとやった方がいいのか、そんなこともあまり考えなかった。
色々な理屈は置いて、できる限り人に集中するようにした。

沢山の人に助けられた。苦しめた。迷惑をかけた。忘れられない言葉を沢山頂いた。

何もできなかったけど、
出来上がった作品は、好きなものだった。

劇団献身の次回公演は未定だ。
ただ、今回やってよかった。

感謝を伝えようとするとどうしても薄っぺらくなるけど、それでも、ありがとうございます。

明日の千秋楽、どうなろうと見守りたいと思います。

本日、本番4日目。

連日の雨の中、沢山のご来場ありがとうございます。
興行を行う身としては、天気は非常に気になるところです。
だから、6月末に「梅雨が開けた」というニュースを聞いた時は、異常気象だと思いつつ喜んでしまいました。
この時の自分は、”戻り梅雨”という概念があることを知りませんでした。

このブログを書いている今、雨は上がっています。
また降ったり止んだりすることでしょうが、劇場には屋根というものがございますので、どうぞ安心してお越しください。 
新宿サブナードという地下迷宮を突破すれば、地上に出て小走りで15秒ほどで劇場に到着することもできます。 

まだまだお席ご用意できます。
プレイガイドで予約するのが面倒な方は、直前WEB予約というものが始まりましたので、こちらからぜひ。 劇場での当日精算で、開演3時間前まで承っております。 

本番が明けてしまえば、演出家の仕事はほとんどなく、僕に残された仕事は、劇場内の空調管理とブログを書くことくらいです。
それでも俳優陣とスタッフチームの奮闘で、作品は仕上がっています。

月曜日には全て終わります。
それまでは変わらず、劇場にてお待ちしております。

昨日、2ステージ目を終えて、
本日も19時からの1ステージ。

連日、沢山の方にお越しいただけて、本当に有り難いです。
公演初日である13日は僕の誕生日でもありました。

献身の公演中に誕生日を迎えるのはこれが2回目で、
一応お祝いもしてもらったのですが、
あまり盛り上がることはありませんでした。前回もそうでした。
誕生日よりももっと考えることがある(と、おそらく全員が思っている)。

公演自体は思い入れのある作品ということもあり、
やってよかった、ぜひ観てほしい、と思えるものになっています。

そして、連日満員でスタートしましたが、土曜日以降のお席の余り方がすごいです。
特に夜の回。
もう週末の夜に観劇するという習慣がなくなっているんだと思います。
ただ、週末夜の回なら快適なお席で観られること請け合いです。
ぜひご検討ください。

沢山の方に足を運んでいただき、温かく見守っていただき、
本当に有難い限りです。
いつ千秋楽になってもおかしくない状況になっておりますが、どうか安全に駆け抜けられますように。

本日も劇場でお待ちしております。


――――――――――――――――― 

≪公演の詳細はこちら!≫


劇団献身 第16回本公演 
『最悪な大人』
2022年7月13日(水)~18日(月・祝) 
@新宿シアタートップス


僕は、父が、嫌いだ———

かつてフードファイターだった父。
大した理由もなく引きこもりがちな息子。
これは、2人を繋ぐとある運送屋の、最悪な2、3日の話。


【作・演出】
奥村徹也 

【出演】
納葉(劇団献身)
加瀬澤拓未(劇団献身)
川久保晴
古賀友樹
高木健
谷川大吾
中井友望
日高ボブ美
本折最強さとし(ゴジゲン)
※50音順

【タイムテーブル】 
7月
13日(水) 19:00☆
14日(木) 19:00☆
15日(金) 19:00
16日(土) 14:00/19:00
17日(日) 14:00/19:00
18日(月・祝) 14:00
(全8ステージ)
☆前半割引(300円引き)

受付開始・当日券販売開始は開演の45分前・開場は開演の30分前。 

【会場】 
新宿シアタートップス
〒160-0022 東京都新宿区新宿3-20-8 WaMall TOPS HOUSE ビル4階
https://www.honda-geki.com/tops/

【チケット】 
日時指定・全席指定席
前売り 
一般 3,500円 
☆前半割引
一般 3,200円 
※当日券、各300円増し 

【ご予約ページ】 
チケットぴあ
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2211689

ローソンチケット
https://l-tike.com/search/?lcd=32909

【ご来場の際のお願い】
新型コロナウイルス感染拡大予防への取り組みとお客様へのお願いについて、ご来場前に必ずご一読いただきますようお願いいたします。
https://gekidankenshin.wordpress.com/%E7%AC%AC16%E5%9B%9E%E6%9C%AC%E5%85%AC%E6%BC%94%E6%9C%80%E6%82%AA%E3%81%AA%E5%A4%A7%E4%BA%BA%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E6%84%9F%E6%9F%93%E7%97%87%E5%AF%BE%E7%AD%96/


【劇団HP】 
https://gekidankenshin.wordpress.com/
【劇団Twitter】 
https://twitter.com/gekidankenshin 
【お問い合わせ】 
gekidankenshin@gmail.com


おはようございます。
本折最強さとしです。
長きに渡り続いてきた役者紹介リレーブログですが、私の回をもって最終回となります。
しかし、これから本番を迎える私たちにとって終わりとは何とも縁起がよろしくない。

そこで、

『次の方に質問を投げてバトンを渡すこと』

こそが第一命題でしたので、

リレーのアンカーである私が、第一走者である納葉さんにバトンを繋ぐことによって、これはもう永久機関となって、私たちは永遠に走り続けることになるという論理でいこうと思います。

そこで納さんには直接幾つかの質問に答えてもらうことにしました。

それをもって納さんの人となりを理解する一助としていただきたいです。


質問1: 好きな間取りを教えてください。

「間取りとはちょっと違うんですが、昔からツリーハウスに憧れてます。究極の「自然との共存」みたいな住居ですよね」

なるほど。その憧れはいつ頃から?

「もしかしたらゲゲゲの鬼太郎のあの家が好きだったのかもしれません。鬼太郎ハウスって言うんでしたっけ?
異次元の世界というか現実離れした世界、ですよね。憧れます。」

木登りとかがお好きなんですかね?

「いやそういう訳でもないんですが笑
木の上でなくても、家の中にドーンと大木が立ってるとかも良いですよね。大黒柱がもうそのまま木一本みたいな。自然の力を感じて暮らしたいなあと思ってます。」

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質問2 : 御伽噺の誰になりたいですか?

「御伽噺ではないのですが、子どもの頃によく読んだ児童書『エルマーのぼうけん』のエルマーには憧れました」

面白いですよね。私も好きです。

「9歳の少年エルマーが捕われたりゅうを助ける物語なんですが、エルマーはボーダー柄のかわいい服を着てて、りゅうもボーダーなんですよね。なんだかそれがとても印象的で、ボーダー柄を見るたびに思い出しますよね」

楳図かずおさんを見ても?

「はい!ウォーリーを見ても笑」

「あとリュックの中には沢山の道具が入っていて、特にチューインガムが好きでした。
チューインガムって言葉の響きが好きでした」



質問3 : 長らく勘違いしていたことってありますか?

「芸術家の奈良美智さんのことを
『ならみち』という女性だと思ってました」

わかります笑

「作品は好きです。あの目の大きな女の子とか可愛いですよね。ちょっと怖いけど。
でもどういった方かは知らなくて。
同じように勘違いされてる方、けっこういるんじゃないですかね?」

多いと思いますね。

「きっと俵万智さんのせいだと思います」

サラダのせいですね。



質問4 : 違う時代または違う国に生まれ変わるならどこですか?

「江戸時代ですかね」

そうなんですね。江戸時代は長いですが、、

「特に元禄文化が好きですね」

ほう。それはなぜ?

「上方の町人文化なので、とても生命力を感じます。
師宣の見返り美人図や光琳の紅白梅図屏風なんかはとても美しいですよね」

松尾芭蕉とかも元禄ですよね?

「そうです。俳句良いですよね!」

一句どうぞ詠んでください。

「えーー!」


「真夏の、新宿で舞台が、始まるよ」


ありがとうございます。


「あと私は平和が一番なので、天下泰平の時代であることが何よりです」


質問5 : 小学生の頃の休み時間何をしてましたか?

「放送室でだべってました」

そうなんですか。なぜ放送室で?

「放送室からは校庭を一望できるんです。
その景色がとても好きで今でも小学校を思い返す時にはその画が浮かんできます」

放送委員だったとか?

「私は放送部員ではなかったんですが、仲良しの男子と女子がいてどちらかが確か放送部員だったんです。
その頃8センチのCDが沢山あったんですね。大事MANブラザーズバンドの『それが大事』とか」

ありましたね。懐かしいです。

「私たちにとってはもう珍しいものだったので3人でそれを発掘して楽しんでました。
あれは何であのサイズだったんですかね?」

いや、わかりませんね。私の世代ではあれが普通だったので。

「私にとっては学校の七不思議の一つでした」




最後の質問です。
川久保晴さんをどう思いますか?


沢山の質問にお答えいただきありがとうございました。納葉さんでした。

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※なお、今回のインタビュー記事は一部筆者の創作により加筆されております。
※質問1にいたっては納さんは答えてもいません。御了承ください。


それでは前走者ボブからの質問にお答えします。
「役作りをする上で大事にしてるポイントは?」

自分にはこれといった決まった方法論がないので、そのときの自分に任せてます。
作品に関わるときの自分が今何を大事にしてるのかは毎回違うので、例えばそのときの演出家の方法論に身を委ねてみたりとか、そのときにこうしようと思った役作りをしています。稽古中にもきっと考え方がころころ変わってると思います。必ずこうするということはあまりないです。大事にしてることと言えば「あまり作りすぎず、何も作らないということもない」といった感じです。 


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≪公演の詳細はこちら!≫


劇団献身 第16回本公演 
『最悪な大人』
2022年7月13日(水)~18日(月・祝) 
@新宿シアタートップス


僕は、父が、嫌いだ———

かつてフードファイターだった父。
大した理由もなく引きこもりがちな息子。
これは、2人を繋ぐとある運送屋の、最悪な2、3日の話。


【作・演出】
奥村徹也 

【出演】
納葉(劇団献身)
加瀬澤拓未(劇団献身)
川久保晴
古賀友樹
高木健
谷川大吾
中井友望
日高ボブ美
本折最強さとし(ゴジゲン)
※50音順

【タイムテーブル】 
7月
13日(水) 19:00☆
14日(木) 19:00☆
15日(金) 19:00
16日(土) 14:00/19:00
17日(日) 14:00/19:00
18日(月・祝) 14:00
(全8ステージ)
☆前半割引(300円引き)

受付開始・当日券販売開始は開演の45分前・開場は開演の30分前。 

【会場】 
新宿シアタートップス
〒160-0022 東京都新宿区新宿3-20-8 WaMall TOPS HOUSE ビル4階
https://www.honda-geki.com/tops/

【チケット】 
日時指定・全席指定席
前売り 
一般 3,500円 
☆前半割引
一般 3,200円 
※当日券、各300円増し 

【ご予約ページ】 
チケットぴあ
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2211689

ローソンチケット
https://l-tike.com/search/?lcd=32909

【ご来場の際のお願い】
新型コロナウイルス感染拡大予防への取り組みとお客様へのお願いについて、ご来場前に必ずご一読いただきますようお願いいたします。
https://gekidankenshin.wordpress.com/%E7%AC%AC16%E5%9B%9E%E6%9C%AC%E5%85%AC%E6%BC%94%E6%9C%80%E6%82%AA%E3%81%AA%E5%A4%A7%E4%BA%BA%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E6%84%9F%E6%9F%93%E7%97%87%E5%AF%BE%E7%AD%96/


【劇団HP】 
https://gekidankenshin.wordpress.com/
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https://twitter.com/gekidankenshin 
【お問い合わせ】 
gekidankenshin@gmail.com 

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本日、劇場入りしました。新宿シアタートップス。 

朝9時から夜10時まで、それなりにバタバタとした仕込みでしたが、一通りはできたのだと思います。

今回は稽古段階から裏周りも含めて、ある程度、実際のサイズで稽古ができました(お金がかかりましたが、少し広めの稽古場を取ってみました)。
そのおかげか実際に美術が立ち上がってからの戸惑いもなく、イメージにピタッとハマってきたのでした。

シアタートップスはエレベーターが少し小さく、しかも四階にあるため搬入が大変です(劇場スタッフさんは超手伝ってくれる)。
だから、俳優の皆さんにも手伝っていただいて、みんなで搬入しました。中井さんが果敢にも一人で長い木材を運んでいました。あとで聞いたら、「あんな長いものは人生で持ったことがない」と言っていました。
 
トラックから荷物を降ろす一階チームと、エレベーターから劇場内へ搬入する四階チームに分かれました。僕は四階チームでした。
しばらくすると一階チームの人手が不足していたようで、「屈強な人、下に三人くらいお願いします!」と声がかかりました。僕は屈強とは下に行くのを程遠いので躊躇いました。その隙にススッと中井さんが一階に降りていきました。
中井さんだけは違うだろと思いました。
 
そして、まだまだ皆のことを何も知らないなと思いました。

稽古場を離れ、劇場に入り、こうして少しずつ知らなかった面(自分のことを屈強だと思っている、など)を発見していければいいな。そんな劇場入り1日目でした。

明日は場当たり。
音響、照明などのスタッフワークと役者が呼吸を合わせていく時間です。
そして自分は、ものすごいスピードで色々決めなければいけない一日でもあります。

明後日から開幕。
チケットあります。まだまだあります。何もなくても、チケットだけはあります。

よろしくお願いいたします。

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劇団献身 第16回本公演
『最悪な大人』
2022年7月13日(水)~18日(月・祝)
@新宿シアタートップス


僕は、父が、嫌いだ———

かつてフードファイターだった父。
大した理由もなく引きこもりがちな息子。
これは、2人を繋ぐとある運送屋の、最悪な2、3日の話。


【作・演出】
奥村徹也

【出演】
納葉(劇団献身)
加瀬澤拓未(劇団献身)
川久保晴
古賀友樹
高木健
谷川大吾
中井友望
日高ボブ美
本折最強さとし(ゴジゲン)
※50音順

【タイムテーブル】
7月
13日(水) 19:00☆
14日(木) 19:00☆
15日(金) 19:00
16日(土) 14:00/19:00
17日(日) 14:00/19:00
18日(月・祝) 14:00
(全8ステージ)
☆前半割引(300円引き)

受付開始・当日券販売開始は開演の45分前・開場は開演の30分前。

【会場】
新宿シアタートップス
〒160-0022 東京都新宿区新宿3-20-8 WaMall TOPS HOUSE ビル4階
https://www.honda-geki.com/tops/

【チケット】
日時指定・全席指定席
前売り
一般 3,500円
☆前半割引
一般 3,200円
※当日券、各300円増し

【ご予約】
下記プレイガイドよりお買い求めください。
・チケットぴあ
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・ローソンチケット
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【劇団Twitter】
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